こんにちは
カワヅです。

営業職の方から、「資料作成に時間はかけているのに、いまいち反応が薄い」「結局、価格の話だけで終わってしまう」という相談を受けることがあります。

きれいなスライドを作る必要はありません。
大切なのは、「相手の頭の中を整理してあげること」。

提案資料は、自分の言いたいことを詰め込む「カタログ」ではなく、相手をゴールへ導くための「ガイドブック」であるべきです。

今回は、業種を問わず使える、相手に「これが必要だ」と確信させる資料の組み立て方をお伝えします。


① 「課題」の言語化に7〜8割

多くの資料は、いきなり「商品の説明」から始まってしまいます。
しかし、相手が一番関心があるのは「自分の悩み」です。

  • 「今、こんなことで困っていませんか?」

  • 「業界全体で、こういう変化が起きていますよね」

ここを徹底的に言語化します。 「そうそう、それが言いたかったんだよ」と相手が心の中で頷いた瞬間、その後の提案はすべて「自分事」として聞いてもらえるようになります。

② 「ベネフィット」をデザインする

機能やスペックを並べるのは「説明」です。
提案に必要なのは、それによって相手の未来がどう変わるかという「約束」です。

  • × 「このシステムは処理速度が2倍です」

  • ○ 「作業時間が半分になり、残業を月10時間減らせます」

相手が上司や決裁者にそのまま説明できるような、「導入した後のポジティブな変化」を明確な言葉で置いておきます。

③ 迷わせない「一本道」の構成

資料が分かりにくい最大の原因は、あちこちに話が飛ぶことです。
僕は、以下の「4ステップの型」に沿って構成することをおすすめしています。

  1. 現状: 共通認識を確認する、与件の整理ですね

  2. 理想: 本来あるべき姿、なりたい姿を描く

  3. 解決: そのギャップを埋める手段(商品・サービス)を示す

  4. 根拠: なぜそれが可能なのか(実績・事例)を示す

この順番で並べるだけで、読み手は迷うことなく「やる・やらない」の判断に集中できるようになります。


まとめ

「伝わらない」原因の多くは、情報の不足ではなく、「情報の整理不足」にあります。

  • 相手の課題からスタートする

  • 「機能」ではなく「未来」を語る

  • 一本道のストーリーで構成する

これらはデザインのスキルというより、相手への「思いやり」に近いものです。 「この資料、すごく分かりやすいね」と言われる資料は、必ず相手の視点に立って整理されています。

作り手も、受け手も、迷わない資料。

まずは構成の順番を入れ替えることから、始めてみませんか。

では、また。

カワヅ