こんにちは、カワヅです。

学校案内の制作に携わっていると、

「今年は大きな変更もないし、去年のパンフレットをそのまま使えませんか?」

という相談をいただくことがあります。

気持ちはすごく分かります。

学校案内は制作費も時間もかかりますし、学科構成やカリキュラムに大きな変更がなければ、わざわざ作り直す必要がないようにも見えます。

でも、僕は毎年見直す価値があると思っています。

今日はその理由を書いてみます。


受験生は毎年違う

学校はあまり変わっていなくても、受験生は毎年変わります。

当たり前の話ですが、今年の高校生は去年の高校生ではありません。

SNSの使い方も違うし、興味を持つポイントも違う。

昔なら「就職率」が強い訴求だったかもしれませんが、最近は

「どんな学生生活が送れるのか」

「どんな人になれるのか」

「自分らしく過ごせそうか」

そんな部分を重視しているように感じます。

学校案内は学校のための冊子ではなく、受験生のための冊子です。

だから受験生が変われば、伝え方も変わるべきだと思っています。


学校の魅力は意外と毎年増えている

広報担当の方とお話ししていると、

「特に変わったことはないですね」

とおっしゃることがあります。

でも掘り下げてみると、

  • 新しい取り組みが始まった

  • 地域連携が増えた

  • 卒業生が活躍した

  • 部活動で成果が出た

  • 面白い先生が着任した

など、意外と話題が出てきます。

学校の魅力って、実は毎年少しずつ増えているんです。

前年版をそのまま使うと、その魅力が埋もれてしまう。

それは少しもったいないなと思います。


写真は賞味期限が短い

個人的に一番大事だと思っているのが写真です。

パンフレットを手に取った受験生は、まず写真を見ます。

教室の空気感。

生徒の表情。

先生との距離感。

キャンパスの雰囲気。

こういうものを無意識に感じ取っています。

文章は同じでも、写真が変わるだけで印象は大きく変わります。

学校案内は情報冊子である前に、「この学校で過ごす自分」を想像してもらうツールです。

だから写真の更新はとても重要だと思っています。


学校案内は募集ツール

学校案内を作っていると、つい情報をたくさん載せたくなります。

でも本来の目的は情報を伝えることではありません。

興味を持ってもらうこと。

オープンスクールに来てもらうこと。

そして出願してもらうことです。

そのために、

「何を伝えるか」

よりも

「何を残すか」

が大切だったりします。

毎年作り直すというより、毎年見直す。

毎年改善する。

そんな感覚が近いかもしれません。


最後に

学校案内は、一度作ったら完成するものではありません。

受験生も変わるし、学校も少しずつ変わる。

だから毎年少しずつ磨いていく。

その積み重ねが学校のブランドになっていくのだと思います。

僕自身、学校案内の仕事をするときは「今年の受験生にどう見えるだろう?」という視点を一番大切にしています。

去年と同じように見えても、実は今年だからこそ伝えるべきことがある。

そんなことを考えながら、毎年パンフレットづくりに向き合っています。


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KAWAZU DESIGN STUDIO カワヅ