デザイナーという仕事をしていると、「良いデザインを作ることが一番大切」と考える方も多いかもしれません。
もちろん、デザインの技術や表現力は欠かせないものです。
会社員としてデザインに携わっていた頃は、与えられた案件に向き合い、求められるものをより良い形へ仕上げることに集中していました。
しかし、一人で活動するデザイナーになってから、もう一つ大切な力があると感じるようになりました。
それが「営業力」です。
ここでいう営業力とは、積極的に売り込むことや、仕事を強引に獲得することではありません。
自分が何を大切にして仕事をしているのかを伝え、必要としている方と出会うための力だと考えています。
デザインの技術だけでは、出会えない
会社員としてデザインをしていた頃は、営業担当やディレクターが案件をつないでくれる環境がありました。
その中で、自分の役割は依頼内容を理解し、より良いデザインとして形にすることでした。
しかし、独立すると仕事との出会い方は大きく変わります。
どれだけ良いデザインを作ることができても、まず存在を知ってもらわなければ、必要としている方に届けることはできません。
「どんな仕事ができるのか」
「どんな想いで制作しているのか」
「どんな方のお役に立てるのか」
それを自分自身の言葉で伝えていく必要があります。
交流の中で気づいたこと
独立後、交流会や地域のイベントに参加する機会が増えました。
最初は「デザインの仕事につながれば」という気持ちもありました。
しかし、実際に多くの方とお話しする中で感じたのは、すぐに仕事の話をすることよりも、まず相手を知ることの大切さです。
どんな事業をされているのか。
どんなことに悩んでいるのか。
何を大切にして仕事をされているのか。
そうした話を聞くことで、初めて自分ができることや、お役に立てる方法が見えてきます。
営業とは、相手に必要なものを押し付けることではなく、相手の課題や想いを理解することなのだと感じました。
ヒアリングも営業力の一つ
実は、デザイナーが普段行っているヒアリングも営業力につながっています。
「どんなデザインが欲しいですか?」
という質問だけでは、本当に必要なものは見えてきません。
「なぜ制作するのか」
「誰に届けたいのか」
「完成した後にどうなってほしいのか」
そこまで掘り下げることで、目的に合ったデザインをご提案することができます。
相手の想いや課題を引き出す力は、デザイナーにとって大切なスキルの一つです。
伝える力が、デザインの価値を高める
デザインは、完成したものだけで評価されると思われがちです。
しかし、その背景にある考え方や目的を共有することで、デザインの価値はさらに伝わりやすくなります。
なぜこの色なのか。
なぜこの構成なのか。
なぜこの表現を選んだのか。
その理由を言葉にできることも、デザイナーの大切な役割だと考えています。
人とのつながりから生まれるデザイン
フリーランスとして活動する中で、技術だけではなく、人との関係づくりの大切さを実感しています。
良いデザインは、デザイナーだけで完成させるものではありません。
お客様との会話を重ね、その背景にある想いや目的を理解することで、初めて本当に伝わる形になります。
KAWAZU DESIGN STUDIOでは、デザイン制作だけでなく、ヒアリングや情報整理の段階から寄り添いながら、企業や学校の魅力を伝えるお手伝いをしています。
これからも、一つひとつの出会いを大切にしながら、想いが伝わるデザインを届けていきたいと思います。
お気軽にご相談ください🐸
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