ここ1〜2年で、AIは一気に身近な存在になりました。

「AIでロゴは作れますか?」

「デザインの仕事はAIに置き換わりますか?」

そんな質問をいただくことも増えています。

結論から言うと、僕はAIを毎日のように使っています。

でも、デザインを丸ごと任せることはありません。

今日は、デザイナーである僕が、実際にどんな場面でAIを活用しているのかをご紹介します。


① アイデアを広げる

AIを一番使うのは、企画の最初の段階です。

例えば、

  • キャッチコピーの方向性

  • コンセプトの切り口

  • パンフレットの企画案

  • ブログのテーマ

こうした「ゼロから考える」作業でAIはとても役立ちます。

もちろん、そのまま採用することはほとんどありません。

でも、自分では思いつかなかった視点を見せてくれることがあります。

一人で考えていると、どうしても発想が偏ってしまいます。

AIは、そんな時の壁打ち相手としてとても優秀です。


② 文章を整理する

パンフレットやホームページでは、文章も重要なデザインの一部です。

お客様からいただいた原稿を、

  • 分かりやすく整理したり

  • 見出しを考えたり

  • 言い回しを整えたり

そんな場面でもAIを活用しています。

ただし、そのまま使うことはありません。

その会社らしい言葉になっているか。

ターゲットに伝わる表現になっているか。

このブログもAIの力を大いに借りています。

当然、最後は必ず自分の目で確認しています。


③ 情報収集を効率化する

以前は何か調べるとき、検索エンジンで何ページも見比べることがよくありました。

今はまずAIで概要を整理し、そのあと必要に応じて公式サイトや資料を確認することが増えました。

例えば、

学校の特色。

業界の動向。

印刷の仕様。

マーケティングの考え方。

情報を集める時間が短くなった分、考える時間を多く確保できるようになりました。


④ 提案の幅を広げる

デザインの提案では、「もう少し違う方向性も見てみたい」という場面があります。

そんなときAIを使うと、短時間でさまざまなアイデアを比較できます。

もちろん、最終的なデザインは自分で考えます。

でも、「こういう見せ方もあるのか」と気付かせてくれることがあり、提案の幅が広がりました。


AIが苦手なこと

一方で、AIには苦手なこともあります。

それは、

その会社らしさを見つけること。

どんな想いで創業したのか。

なぜお客様に選ばれているのか。

社員の皆さんがどんな雰囲気なのか。

こうしたことは、実際に話を聞かなければ分かりません。

デザインは、そうした背景があって初めて意味を持ちます。

だから僕は、ヒアリングの時間をとても大切にしています。


AIは「答え」をくれるものではない

AIを使っていて思うのは、答えを出してくれるというより、考えるきっかけをくれる存在だということです。

アイデアを整理したり、視点を増やしたり、作業を効率化したり。

そういう意味では、とても頼もしいパートナーです。

でも、

「何を伝えるべきか。」

「どんなデザインがその会社らしいのか。」

そこは今でも、人が考えるべき仕事だと思っています。


最後に

AIの登場で、デザインの仕事は少しずつ変わってきました。

でも、僕自身は悲観していません。

むしろ、単純作業に時間を取られなくなった分、お客様と話す時間や、企画を考える時間を増やせるようになりました。

AIは便利な道具です。

だからこそ、「AIに任せる仕事」と「人だからできる仕事」をきちんと分けることが、これからのデザイナーには大切なのだと感じています。


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KAWAZU DESIGN STUDIO カワヅ