こんにちは、カワヅです。

学校案内の打ち合わせをしていると、

「うちの学校には特別な強みがなくて……」

という言葉を聞くことがあります。

でも、これまでたくさんの学校のお話を聞いてきて思うのは、

本当に強みがない学校はほとんどない

ということです。

むしろ問題なのは、強みがないことではなく、強みとして認識できていないこと。

今日は、学校の魅力や強みが見つからないときに、僕が実際にやっていることを書いてみます。


「何があるか」ではなく「なぜ選ばれているか」を聞く

まず最初に聞くのは、

「この学校には何がありますか?」

ではありません。

僕が聞くのは、

「なぜ入学してくれていると思いますか?」

です。

学校の中にいると当たり前になっていることでも、外から見ると魅力だったりします。

例えば、

  • 先生との距離が近い

  • 補習が手厚い

  • 進路相談をよくしてくれる

  • 地域とのつながりが強い

学校側にとっては普通のことでも、受験生にとっては大きな価値かもしれません。


競合校と比べてみる

強みは単独では見つかりません。

比較して初めて見えてきます。

例えば、

  • 就職率が高い

  • 少人数教育

  • 国際交流が盛ん

これだけだと強みかどうか分かりません。

でも近隣校と比較すると、

「あれ、この学校だけ特徴的だな」

という部分が見えてきます。

強みとは絶対評価ではなく、相対評価であることが多いんです。


卒業生や在学生の言葉を集める

実は学校の魅力を一番よく知っているのは、先生ではなく学生かもしれません。

インタビューをしていると、

学校側が想定していなかった言葉がよく出てきます。

例えば、

「先生がしつこいくらい面倒を見てくれた」

「気づいたら自信がついていた」

「入学前より積極的になれた」

そんな言葉です。

学校案内の企画を考えるとき、僕はこういう生の声をとても大切にしています。


当たり前を疑う

強みが見つからない学校ほど、

魅力を当たり前だと思っていることがあります。

例えば、

毎朝先生が校門に立っている。

放課後に補習をしている。

卒業生が頻繁に学校へ顔を出す。

地域イベントに参加している。

学校の中では日常ですが、外から見ると珍しいことだったりします。

だから僕は、

「それって他校もやっていますか?」

という質問をよくします。

その答えの中に強みが隠れていることがあります。


強みは「すごさ」じゃない

ここが一番大事かもしれません。

学校は強みを探そうとすると、

全国トップレベルの実績や珍しい取り組みを探しがちです。

でも受験生が知りたいのは、

必ずしも日本一の話ではありません。

例えば、

  • 先生がよく見てくれる

  • 安心して通える

  • 友達ができやすい

  • 地域との関わりがある

こういうことが進学理由になるケースはたくさんあります。

強みとは「すごさ」ではなく、

その学校らしさ

なのだと思います。


最後に

学校の強みが見つからないとき、

僕は新しい魅力を作ろうとはしません。

まずはその学校の話を聞きます。

先生の話。

学生の話。

卒業生の話。

地域の話。

そうやって話を聞いていると、

多くの場合、強みはすでに存在しています。

ただ、それが言葉になっていないだけです。

学校案内やブランディングの仕事は、魅力を作ることではなく、魅力を見つけて伝わる形にすること。

僕はそんなふうに考えています。